丹羽孝希。ジャパンOP2017中国撃破でメダル・動画

丹羽孝希。ジャパンOP2017中国撃破でメダル・動画

丹羽孝希

丹羽孝希

北海道苫小牧市出身
1994年10月10日生 22歳 身長162センチ

世界ランキング 9位利き腕 左
グリップ シェークハンド
戦型 ドライブ主戦型

丹羽孝希。ジャパンOP2017中国撃破でメダル・動画

 

世界卓球 ドイツでのこと。
丹羽孝希選手は今春、明治大学を卒業と同時にプロに転向、現在はスヴェンソンの所属選手として国内外の大会に参戦しています。

5月下旬から行われた2017世界卓球選手権ドイツ・デュッセルドルフ大会には、男子シングルスとダブルスに出場しました。

シングルス1回戦は格下相手に4-0で圧勝。続く2回戦はシンガポールの選手に、フルセットと苦戦しながらも4-3で辛勝します。

3回戦デンマークの選手との戦いでは、2セットを先取されるも残り4セットを連取し逆転勝利を収めました。

4回戦の相手は世界ランキング5位、ドイツのオフチャロフ選手で、丹羽孝希選手にとっては格上の選手です。

丹羽孝希選手は、これまで過去の対戦で5連敗と1度も勝利したことのない選手とベスト8進出をかけて大熱戦を繰り広げました。

第1ゲームをリードしながらも11-13と逆転されましたが、第2ゲームは11-9で奪取します。
続く第3ゲームはまたしても11-13で落として、ゲームカウント1-2とリードされます。

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この試合のキーゲームとなったのが次の第4ゲームでした。

これまでは相手のサービスに苦しめらてきましたが、接戦の中で前後の細かい揺さぶりや、勝負どころで相手のバックを攻めてミスを誘う戦略がはまり出します。

12ー10で接戦を手にすると勢いそのままに、続く第5ゲームも11-5で連取します。

このまま勢いに乗って行くかと思われましたが、地元ドイツの大声援を背にオフチャロフ選手も食い下がります。
第6ゲーム目は9-11と奪われ、最終ゲームにまでもつれ込んでしまいました。

丹羽孝希選手にとってはアウェーな状態でしたが、勝負どころで相手へのバック攻撃でプレッシャーを与えミスを誘い11-9と勝利。

世界選手権でこの種目初の8強入りを決めたのです。

続く準々決勝は世界ランキング2位、中国次期エースの期待のかかるファン・ジェンドン選手です。

9-11、7-11、9-11と善戦するものの3ゲームを続けて連取されてしまいます。

第4ゲーム目を11-8で奪い返しますが、5ゲーム目は6-11と落とし、ゲームカウント1-4で敗退しました。

ダブルスではリオ五輪でもお馴染みの吉村真晴選手とのペアで挑みました。
こちらも順調に3回戦まで勝ち進み、準々決勝もベラルーシのペアを4-0のストレートで下します。

この時点でメダルは確定した丹羽・吉村ペア、次の準決勝ではメダルの色をかけて中国ペアと戦います。

相手はシングルの準々決勝で破れたファン・ジェンドン選手と世界ランキング第3位の許キン選手です。
結果は7-11、2-11、7-11、4-11の0-4完敗でしたが、見事銅メダルを獲得したのです。

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ジャパンオープンに期待するもの

世界選手権では若い選手の活躍もあり、ドイツから帰国した選手たちも連日テレビ出演に引っ張りだことなるほどです。

そんな卓球人気が高まりを見せる中、6月14日~18日東京でジャパンオープンが始まります。

世界ランキング上位の中国選手をはじめ、日本からも先日の世界選手権で活躍を見せた選手たち、もちろん丹羽孝希選手も出場を予定しています。

日本選手の中では世界選手権での雪辱を狙うエース水谷隼選手、そしてその水谷選手を倒し大金星を上げた13歳の張本智和選手、そして丹羽孝希選手などの活躍が予想されます。

卓球王国中国からも、世界ランキング1位の馬龍選手、2位のファン・ジェンドン選手、そして3位の許キン選手が出場予定です。

世界選手権では日本選手の活躍が目を引きましたが、正直まだまだ中国との実力差はあると感じています。

はやりここぞという時、競った場面での大切なポイントを取らせない強さは日本よりも数段上です。

そのためランキング上位の中国選手たちが中心となることが予想されますが、女子の平野美宇選手が女王丁寧選手を倒したような可能性が無いわけではありません。

ランキングや中国の選手だからということに臆することなく、いかに自分のプレーをすることができるかも鍵になりそうです。

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ジャパンオープン 応援メッセージ

ジャパンオープンは日本での開催大会ということもあり、先日の世界選手権での活躍も合わせて、選手たちにはメダルへの期待が大きく圧し掛かります。

現状ではメダルを獲得するためには、まずそこに行くまでいかに中国選手たちに当たらないこともポイントになってきます。

丹羽孝希選手は得意のサーブから速攻に結び付けるプレースタイルで、チキータレシーブも強力な武器としています。

そして丹羽孝希選手最大の魅力は、どんな接戦や劣勢においても常にポーカーフェイスを崩さないことです。

この淡々としたプレーには賛否両論もあるようですが、選手それぞれがプレーしていて自分の力を最大限に出せるスタイルを貫いてほしいです。

個人的にはクールな丹羽孝希選手のプレースタイルは好みです。

日本で行われるジャパンオープンは言わばホームの大会です。
選手の皆さんが声援を力にできるように、精一杯応援したいです。

男子シングルス 主なエントリー・シード上位10傑
ランキング
1位 馬龍 マー・ロン 中国
2位 樊振東 ファン・ジェンドン 中国
3位 許キン キョ・キン 中国
6位 水谷隼 日本
7位 黃鎮廷 香港
8位 ボル ドイツ
9位 丹羽孝希 日本
10位 荘 智淵 チュワン・チー・ユエン 中国
11位 方 博 ファン・ボ 中国
14位 フレイタス ポルトガル
39位 張本智和 日本

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